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【光ヶ丘×SDGs】全校でひまわりのイラストを掲げてウクライナに心を寄せる「アウェアネスカラー」企画を実施〈3月15日は「オリーブの日」にも〉

お知らせその他

3月15日(「オリーブの日」)、校内で開催された「国際教育講演会」のさいごに、ひまわりのイラストとSDGsゴール16のアイコンを掲げてウクライナに心を寄せる「アウェアネスカラー」企画を全校生徒で実施しました。

  

 

  

 

企画の概要

・国際教育講演会で講演された山口道孝神父様は、これまでアジアの紛争地や復興途上の地を訪れて住民に寄り添った支援を国際的に展開されてきました。現在は日本に暮らすウクライナの方の家族等の受け入れの準備もされているとのことで、戦争の悲惨さと平和と環境の大切さを実体験を交えてお話しいただきました。その講演のさいごに講演の内容と現在の国際状況をふまえた企画として実施しました。

・全校生がウクライナの国旗をイメージする「青色」と「黄色」のモチーフがそれぞれの面に描かれたカードを1人1枚ずつ掲げて写真を撮影しました。

・「青色」はSDGsのゴール16「平和と公正をすべての人に」のアイコンで、そのデザインは、日本語版のほか、国連公用語である、アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語の「ゴールアイコン」と、ターゲット16.1の「ターゲットアイコン*」です。

・「黄色」は、生徒が描いた「ひまわり」のイラストです。

 

*「ターゲットアイコン」は、国連非公式ですが、ゴールアイコンをデザインしたデザイナー、ヤーコブ=トロールベック氏が手掛けています。また、その日本語版は、昨年度朝日新聞社主催のプロジェクトで決まったもので、本校も応募しました。日本語版のコピー部分のデザインは光ヶ丘で独自に加工しました。

 

生徒たちが掲げたゴール16&ターゲット16.1のPDF

 

 

 

企画の趣旨

・ウクライナにおける戦争によるすべての犠牲者への哀悼をあらわします。

・戦争と暴力に反対し、即時停戦を呼びかけるものです。戦争は「SDGsのすべてを破壊する行為」です。

・ウクライナの勝利・ロシアの敗北を支援したり反ロシア感情を煽ったりするものではありません。(心を痛めるロシアの方やロシアにルーツのある方にも思いをいたします)

・「ひまわり」はウクライナの国花とされてです(ロシアの国花のひとつでもあるとされます)。

・SDGs・ゴール16のアイコンにも描かれている「オリーブ」は、世界的に平和の象徴とされており、同時に3月15日は「オリーブの日」とも重なるタイミングとなりましたので、「オリーブの日企画」としても実施をします。
・各地で行われている「建物のライトアップ」に着想を得た企画です。

・先週の「国際女性デー」にあわせて同様の企画を実施した「SDGsプロジェクト」の生徒が呼びかけを行いました。

 

3月15日は「オリーブの日」

1950年3月15日に香川県の小豆島で昭和天皇がオリーブをおてまきしたことにちなみ、1972年に「オリーブを守る会」がこの日を「オリーブの日」とすることを決めたとされています。制定から今年でちょうど50年にあたります。
香川県小豆島町の関係団体に電話連絡をとったところ、小豆島町に「オリーブ課」があるとのことで、担当の方に電話でお話をお伺いしました。

要点は次の通りです。
・現在、「オリーブを守る会」は発展的に別団体に改組されているとのこと
・もともとは小豆島産オリーブの発信と産業振興を目的として制定したこと
・一部の農園では自主的に「平和の象徴」と絡めた宣伝はしているとのこと
・コロナ下でもあり、50周年イベントは計画していないとのこと でした。

 

そこで、本校のイベントの趣旨をお伝えしました。
・オリーブは聖書にも登場し、世界的に平和の象徴とされていであること
・ゴール16アイコンや国連旗にもデザインされていること
・カトリック校としては聖書にも登場する重要なものであること
・本校が従来から生徒発信でSDGsをはじめ様々な活動をしており、今回ウクライナの人たちに心を寄せるイベントを計画していること

 

ついては、「オリーブの日」と銘打ってイベントを行ってもいいかという確認もとったところ、快くご了承いただきました。