News & Topics
第60回卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます
令和7年2月14日に光ヶ丘女子高等学校の第60回卒業式が行われました。
卒業証書を授与しました。
担任が一人一人の顔をしっかり見ながら名前を読み上げました。
校長式辞
寒さの中にも自然の装いに春の訪れを感じる今日、光ヶ丘を巣立ち広い世界への旅立ちを迎えられた皆さんは、光ヶ丘ファミリーの大きな喜び、希望です。 ご卒業おめでとうございます。
ご両親さま、ご家族の皆様の感慨もひとしおのこととお察し申し上げます。
カトリック名古屋教区・教区長 松浦悟郎司教さまはじめ、ご来賓、保護者の皆さま方にもご臨席をいただき、まことにありがとうございます。
光ヶ丘での学びを終えて、新たな道を歩み始める皆さんのこれからの旅路に心の糧となる贈り物をしたいと考えていましたが、3年生の最初の校長講話で話したことを今一度伝えようと思います。思い出してもらえれば、とても嬉しいです。 チャーリー・マッケンジーの絵本「ぼく モグラ キツネ 馬」を使用した内容でした。
皆さんに紹介したのは、僕から馬への質問です。「いままでにあなたが言った中で一番勇敢な言葉は?」「あなたが一番強かったのはいつ?」この質問の馬の返事が、「助けて!」 そして「弱さを見せることができたとき」 でした。この馬の返事に対し、皆さんの意見も賛否両論いろいろなコメントを書いてくれました。
3年間あるいは4年間の光ヶ丘の高校生活の中で、皆さんはさまざまな体験をしたことでしょう。
喜びもあれば、悩み不安を抱えたこともあったことと思います。今、高校生活の日々を振り返るとき仲間との出会いや関わりの中で、多くの学びや気付きを与えられ、自分の心の成長を感じている人もいるのではないでしょうか。 卒業後、皆さんは今以上にさまざまな可能性に満ち溢れた広い社会へと歩み始めます。当然、これからの旅路も晴れた日ばかりではなく、雲に覆われ歩み戸惑う日もあるかと思います。その時に思い出してほしいこと。それが馬のことばです。
人に助けを求めること、教えを乞うことは、恥ずかしいことではありません。自分の弱さを知り受け入れることは恵みです。完全な人など誰一人いないのです。自分の弱さを知ることは他の人の弱さにも寛大になれます。決して、弱さは情けないこと、恥ずべきことではないことを覚えておいて欲しいです。ただし、弱さの誘惑に負けないこと、弱さを強さへと生かしていくことが大切です。
光ヶ丘の空気を吸って過ごしてきた皆さんには、優しい心、素直な心そして、逞しさもあります。何よりも祈る心があります。きっと、自分の選んだ新たな道を力強く歩み続けてくれると信じています。
最後に皆さんに絵本の中の馬の言葉をエールとして送ります。
「暗い雲がきても・・・前に進むんだ。そして覚えておくこと。君の存在は、代わるものがなく、とても愛されていて。この世界には君にしかできないことがある。」
光ヶ丘を卒業する皆さんがこれから先、どこにいても何をしていても置かれた場で、愛し,愛される人でありますように、そして幸せな人生を歩んでいかれるよう、母校光ヶ丘からの祈りを届けます。
新しい歩みを始める卒業生一人ひとりの上に、神様があふれるほどの恵みと祝福を注いでくださるよう願い 式辞といたします。
学校長 小林三佐子
送辞
答辞
キャンドルサービス
【卒業生の感想より】
キャンドルの火が会場を照らす中で夢を咲かそうを歌っていると、光ヶ丘での楽しかった日々の記憶が頭を駆け巡り、感動で胸がいっぱいになりました。
3年間、大変なことも苦しいこともあったけれど支えてくれた仲間や先生方、後輩たちのおかげで乗り越えることができました。
あっという間の3年間でしたが、人生の中で一番充実した毎日だったと確信しています。
在校生のみなさん、先生方、素敵な卒業式を挙行していただき本当にありがとうございました。
光ヶ丘での学びを糧に、進学先でも人の光になれるよう精一杯頑張っていきます。
【1年生感想より】
私たちも入学式の時にキャンドルサービスをしましたが、卒業式では遠くからキャンドルが灯されていくのを見ることができました。それを見て、光ヶ丘の「光」は、人の光となる希望を象徴する温かいものであり、眩しすぎず、人々を包み込む優しい光なんだということに気づきました。この素敵な伝統を持つ学校に通えることを誇りに思いました。
【1年生の感想より】
初めての卒業式でした。中学校でのたくさんの練習とは異なり、光ヶ丘ではわずか1回の卒業式練習であったにもかかわらず、動きが整っていて、そのキッチリかっちりとした雰囲気がとても格好良かったです。自分が3年生として卒業する際、こんな卒業式ができると思うと嬉しいです。光ヶ丘らしさそのもので、感動しました。
【1年生の感想より】
中学校と違って、入退場や校歌の伴奏は吹奏楽部が演奏していて、特に印象に残りました。全校生徒が一丸となり、心を一つにして式に臨む姿は、光ヶ丘のすばらしいところだと思いました。卒業式を見て、光ヶ丘はいい学校だと実感しました。
卒業式の運営を放送部、演劇部、華道部、エンジェル部、写真部、吹奏楽部の在校生が感謝を込めて行いました。
1年生はヴェリタスホールから中継で、2年生はカタリナホールで卒業生と一緒に式に参加しました。
吹奏楽部は入退場の曲や校歌、聖歌を演奏しました。
卒業式が無事に終わりました。
卒業式後は最後のホームルーム
光ヶ丘女子高等学校第60回卒業式が本日無事に行われました。
卒業生の皆さんが愛と希望の光を胸に、未来へと歩んでいくことを願っています。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、心からおめでとうございます。