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【校長だより】聖母月を迎えて

お知らせ

   聖母月を迎えて

 

カトリックの世界では、5月は聖母を讃える月として「聖母月」と呼ばれています。一説によれば、新緑が美しく色とりどりの花が咲き乱れる5月をヨーロッパでは、聖母に捧げるにふさわしい月として「聖母月」と呼ばれるようになりました。

 

 光ヶ丘も、毎朝の祈りの中で美しい5月、すべての母である聖母を讃える聖歌やアベマリアの祈りが教室やチャペルから聞こえてきます。優しい風に揺れるカリタス広場の新緑、庭の隅々に咲く花々を目にしながら、聖歌に耳を傾け心癒されています。

 

 聖女カタリナは、「母性」(母の心)こそが、すべての愛の源であると言われました。母の心は育み、受け入れ、赦し、見守り・・・何よりも家族の幸せを願う心。まさにすべての母である聖母マリアの心に他なりません。

 

 兵庫県の修道院で生活していた頃、登園した幼稚園の子どもたちが聖母像の前で祈るかわいらしい声が毎朝、部屋に聞こえてきました。「イエスさま、マリアさま、私の心をお捧げいたします。また今日一日、おまもりください。アーメン。」 私たちの希望であり慰め、人生の道のりに同伴してくださる母である聖母の月に、私の心をお捧げしましょう。光ヶ丘で学ぶ生徒たち、先生方、保護者の皆さんを日々お守りくださいますように・・・・・・。