News & Topics

校長だより 10月「ロザリオの月」

お知らせ

 校長便り(10月)

 

                          ロザリオの月

 

  カトリック教会では、春の訪れと美しい花々、また主の復活の喜びと希望に満ちた5月を、聖母月としてマリアに祈りを捧げます。聖母マリアの祈りの中でも幾世紀にもわたり大切にされてきた祈りがロザリオの祈りです。

 

このロザリオの祈りを唱えて聖母マリアを讃える月、これがロザリオの月と呼ばれる10月です。光ヶ丘の朝の祈りも今月より2クラスごとチャペルに集まり、ロザリオを手に聖母を讃える祈りが捧げられています。簡単にロザリオについて紹介しましょう。

 

ロザリオという名称は、ラテン語の「rosarium」、「バラ(薔薇)」という言葉がもとになり「バラの冠」という意味があります。ロザリオの珠を繰りながら唱える祈りは、バラの花輪を編むように聖母への祈りの花冠として捧げられると言われています。また、ドミニコ会の創立者である聖ドミニコが、アルビ派と呼ばれる異端者に宣教をしようとしたときに聖母マリアが現れ、このロザリオの祈りを勧められたとの言い伝えもあり、16世紀には聖ドミニコがロザリオの祈りの創始者、普及者として知られるようになりました。

 

キリストの生涯の出来事を黙想しながらロザリオの珠を繰り、主の祈り(1回)

続いてアベマリアの祈り(10回)そして詠唱を一連とし、一環(5連)で一つの花冠になります。とてもシンプルでどこにいても誰にでも容易に祈ることができるロザリオの祈りは、私たちの心を落ち着かせてくれます。大切な出来事を前にアベマリアの祈りを唱えればきっと聖母のご保護があるでしょう。

 

光ヶ丘の朝の祈りの中で、生徒も教職員も心を合わせ聖母マリアへの取次ぎによって、すべての人の幸せと世界平和の恵みを祈りながらロザリオの月を過ごせるよう願っています。

 

 

 校庭には赤や白の彼岸花、千日紅や不如帰、秋明菊・・秋の花が咲いています。

朝晩には秋の気配を感じる涼しい風も・・・皆さん、体調を崩さぬようロザリオの月をお過ごしくださいね。