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校長だより(2月)

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校長便り (2月)

 

2月16日、350名の第59回卒業生が光ヶ丘を巣立っていきました。吹奏楽部のメモリーの演奏と拍手の中、キャンドルを手に笑顔で退場していく卒業生の姿を見送りながら、感無量でした。クラス担任の先生たちの感慨もひとしおだったことでしょう。

 

卒業式の前日、一人の卒業生が手紙をくれました。その中には、高校生活で頑張ってきたこと、自分を支えてくれたクラスや部活動の仲間たち、何よりも3年間、頑張れるよう生活をサポートし応援し続けてくれたお母さんへの感謝の思いが書かれていました。何度も何度も読みながら、私は深い喜びと感謝の気持ちで心が満たされました。

 

卒業式の式辞で私は、「苦しみの否定・排除」ではなく苦しみの意義を忘れないでほしい、苦しみの先には深い喜びと希望があると話しましたが、彼女の手紙を読みながら確信しました。光ヶ丘の卒業生なら大丈夫。どのような困難に遭遇しても乗り越えられる心の強さ、ともに支え合える仲間の存在があるから大丈夫!手紙の最後には「私が何度も助けられたように誰かの傍らで大丈夫だよと言ってあげられる人になりたい。光ヶ丘を選んで本当に良かったです。」と結ばれていました。とても嬉しい言葉です。私たちが目指したい光ヶ丘教育の本質をしっかり受け止めてくれた卒業生の旅立ちに幸あれと祈り続けていきます。

 

実は、現在のカタリナホール落成後、最初の卒業式は12回生の卒業式でした。当時の卒業生たちもはや還暦を過ぎ、孫の世話や介護などの日々を過ごしている年齢ですがその中の一人としてあらためて光ヶ丘の60年の歴史を思います。時代の流れの中で変わってきたことも多いですが、創立時より先輩方が大切にされてきた光ヶ丘の精神は、今も立派に受け継がれています。誠実な人柄も清らかさも、どのようなときにも他者を大切に思える心も…… 巣立っていった350名の生徒たちは、それぞれの場所で自分らしい光を放ちながら「人の光に」なってくれることでしょう。

恐れるな。いつも神様はあなたとともに!

 

 

卒業式の様子はこちら

▶︎https://x.gd/LusL2