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5月校長だより
5月 校長便り (R.7 5月)
今月23日には、愛媛県松山市において学校法人聖カタリナ学園創立100周年の記念式典が行われます。
学園の歴史は、スペインから日本に来られた宣教師であるドミニコ会(ロザリオ管区)の神父様たちが、愛媛県松山市を訪れここにカトリック女子高校設立の必要性を示され、聖カタリナ学園の設立母体である聖ドミニコ宣教修道女会にその運営を委託したことが原点です。1925(大正14)年、学園最初のミッションスクールとして松山美善女学校(現姓カタリナ学園高校)が設立されました。
その後、1951(昭和26)年に京都に聖家族女子高等学校(現京都カタリナ高等学校)が開校、さらに1963(昭和38)年に、本校(光ヶ丘女子高等学校)が三河地区唯一のカトリックミッションスクールとして開校されました。
現在、聖カタリナ学園は、大学(健康社会学部・看護学部)そして大学院(看護学研究)、短大(保育学科)3つの高校と5つの幼稚園の教育施設を擁しています。 それぞれの学校の歩みは異なりますが、今回の学園(法人・カタリナ学園高校)の100周年の歴史の歩みの中には、戦時下、松山空襲で学校が焼け落ち、外国からの神父様やシスター方のたいへんなご苦労がありました。また終戦後は、社会で活躍できる職業婦人の育成として商業科に力を注ぎ当時は多くの卒業生が社会進出し活躍しました。長い歴史の中で順境の時も逆境の時もカトリック教育に尽力してこられた多くの諸先輩や恩人の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
今日、時代の流れの中で女子校が共学に、校名の変更など変化していくことを余儀なくされる一方で、一貫してカトリックミッションスクールの建学の精神を教育の軸に、それぞれの教育施設が心を尽くし希望の内に歩み続けられますように。
「父よ、私に変えねばならないものを変える勇気を、どうしようもないものを受け入れる静穏を、そして、それらを見分ける洞察力を与えて下さい。」
(ラインホルド・ニーバーの祈り)